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スーパーの海老天が衣詐欺(衣ばかり)かどうか検証する

大晦日は年越しそばということでお店では海老天の売り出しが毎年恒例です。

この海老天についてネットでは「衣詐欺だ!」という声をよく見ます。つまり大きな衣の割に海老が痩せ細って小さくてがっかりしたというもの。

なかでもスーパーの惣菜売り場にある海老天の衣詐欺はすごいというらしい。そこで大晦日の12月31日にイオン、サニー、ハローデイで海老天を購入し、衣詐欺かどうか検証することにした。

購入した海老天

購入したスーパーはイオン、サニー、ハローデイの3店。

スーパーの弁当・惣菜売り場にある海老天と言っても、高いものや安いものなど2-3種類あったりしますが、2尾で400円前後の価格帯で揃えました。

イオンの海老天

イオン「年越し海老天」。2尾入りで税込み426.60円。

まあ見た目はスーパーでよくある感じのボリュームでとても美味しそうだ。尻尾を含めた長さ152mm、一番幅のあるところで33mm。

重さは衣含めて2尾2で83gなので1尾平均41.5g。

サニーの海老天

西友サニーの「エビの天ぷら中」。2尾で税込み427.68円。

今回検証する3ブランドの中で最も小さい。色はややオレンジで濃く、衣は最もカリッとしている。最も長い部分で148mm、最も幅のある部分が32mm。

衣を含めた重さは2尾で61g、1尾平均30.5gと最も軽い。

ハローデイの海老天

ハローデイ「祝い 大海老天ぷら」。2尾で税込み429円。

今回買った3種類の中で最も大きく、全体的に太め。ややエビが透けてるようにも見える。そして衣はやや柔らかめ。最も長い部分で160mm、最も太い部分で32mm。

衣を含めた重さは2尾で100g。1尾あたり50gと最も重かった。

衣を剥がして検証してみた

さてここからが本題。実際に衣をはがして衣詐欺かどうか検証してみる。衣が身にがっちりくっついたりしていたので身まで剥がさないように慎重にやった。やや衣が残っているかもしれないがそこは妥協してほしい。

さあ、スーパーさん覚悟してくださいw。

イオンの海老天を分解

イオンの海老天の中身はこれ。

長さ的な詐欺はない。太さは伸ばしエビだけにやや細め。長さは尻尾含めて150mmで身の太さは18mm。

エビは細いがこの細さは伸ばしエビの特徴であり仕方がない。伸ばしエビというのはこういうものであるからだ。

ただ、衣はかなり多めに盛ってある感じであり、元サイズよりかなり膨れ上がってしまった感じ。これが消費者の不満となっているのかもしれない。

個人的な評価としては、まあそれでも許容レベルかなという気がする。ただ、人によってはがっかりするのかもしれない。

重さのほうは2尾で29g。1尾あたり14.5g。

サニーの海老天を分解

西友サニーの海老天の中身はこうだ。

これは、見事ながっかり感。これはさすがに食べた人になにか言われるだろう。まず全長が短くなっている。エビそのものが3種類の中で最も小さい。さすがにこのレベルになるとまるで手羽中の骨のようだ。

エビの大きさは尻尾を含めた長さが130mmで身の太さが10mm。

重さは2尾で19g。1尾あたり9.5gと最も軽かった。

伸ばし海老はわかるんだが、伸ばしすぎてミイラのようになってしまっている。尻尾の尾肢の殻より身のほうが細くて悲しい。ダイエットに成功してブカブカになったズボンみたいだ。

ハローデイの海老天を分解

ハローデイの海老天はこれ。

でかい!見た目を裏切らないエビの大きさで意外だったw。十分に大きい!身が太く立派なエビである。これなら消費者は満足するでしょう。

ちなみにに大きさは尻尾含めた長さが153mmで身の太さが18mm。重さは2尾で45g。1尾あたり22.5gと最も重かった。

さきほどのサニーの海老の尾肢の殻と比べれば違いがよく分かる。こちらの方は尾肢の殻がブカブカにならず身が太ってピチピチである。これも伸ばし海老になるが、ほとんど身が細くなっていないので軽くしか伸ばしていないのだろう。

検証をまとめます

下の写真は、上からサニー、ハローデイ、イオンの海老天だが、2尾400円クラスという同価格帯でここまで差がついていた。ちなみにエビの産地は3商品どれも書いてありませんでした。

今回の検証テストを表にします。

イオン西友サニーハローデイ
値段(1パック2尾入)426.60円427.68円429円
長さ(尻尾込み)150mm
150mm
148mm
130mm
160mm
153mm
太さ30mm
18mm
32mm
10mm
32mm
18mm
重さ(1尾)41.5g
14.5g
30.5g
9.5g
50g
22.5g
衣比率(重量比)65.1%68.9%55.0%
青が衣付きでのサイズ赤がエビのみのサイズ

ハローデイのエビはイオンと同じ18mmの太さだが、ハローデイのほうは全体的に太いので先端部だけ18mmで太いサニーよりも巨大である。

全体の重量(衣+エビ)に対する衣の重量比は、ハローデイが最も低く55%。続いてイオンで65.1%、サニーは最も高く68.9%で約7割が衣だった。

今回の検証で、スーパーによって衣の比率が大きく違うことがわかりました。 ただ、衣が少なければ少ないほどいいとも限らず、衣とエビのバランスが重要ではないかと思います。とはいえ7割衣は、やりすぎかな。もちろんバラツキはあるかもしれません。

この記事の写真を見てエビが痩せ過ぎていると思うかもしれませんが、これは天ぷらなどに使う伸ばし海老といって、まっすぐ揚げるために切れ込みを入れて圧をかけて伸ばしたものです。市販もされています。

スーパーの海老天は衣詐欺か?

答え
海老天の7割が衣だと流石にう~~ん・・・となります。ただしハローデイは海老天の衣比率が55%しかなく、しっかりと期待通りの大きなエビが入っていた。つまり店によるということです。

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