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海外ポテチも中身が少ないのか国産メーカーポテチと比較検証した

SNSでよく話題になるポテトチップスの中身の量。「開封すると中身が少ない。」「ガッカリした。」「空気しか入ってない。」など。

メーカーによればチップスが割れないように窒素充填して袋をパンパンにしている。新鮮さを保つために窒素充填している。ということだ。

なら筒型はどうだ!筒型なら言い訳できまい!運搬時は潰されるリスクはない。

この筒型ポテトチップスは成形ポテチと言われるもので、ポテトをスライスして揚げるのではなく、いったん潰して練ってから型にはめて成形してチップス形状にする。ゆえに全ての大きさと形が同じなのだ。だから縦に重ねて筒に入れることが出来る。

今回はマレーシア産1個、国産2個の3ブランドの商品で比較することにした。

JACKER、カルビー、YBCで比較する

比較に用いたのは3種類。というか、似た大きさの容器のものはこれくらいしかなかった。

  • マレーシア産のJACKER ソルトフレーバー 160g
  • 国産のカルビークリスプ うすしお味 115g
  • 国産のYBCチップスター うすしお味 115g
高さは左から234mm、232mm、232mm。

この3つにしたのは容器の高さがほぼ同じだったこと。味は塩味に揃えた。重さには違いがあり、Jackerが160g、クリスプとチップスターは115gと大きな開きがある。

高さは同じだが、下の写真でわかるように筒の直径は違いがある。Jackerが筒が太い。

筒の外径(内径)は左から77(72)mm、70(64)mm、70(64)mm。

フタを開けると違いが見られた。

マレーシア産のポテチJackerだけ筒の中に直接入っていた。内側に袋はない。国産の2ブランドは筒の中に袋が入っている。ただし窒素でパンパンというわけではない。

Jackerは筒が太い割にチップスは小さい。ここまで太い筒に入れる必要性がわからない。中で左右にぶつかって暴れて割れやすくなるだけだ。

中身を覗いて比較

さて、どれくらい中身が入っているのか、上から見てもしょうがないので箱をざっくり切り取ってしまおう。

これだけで見ればマレーシア産Jackerが一番しっかり入っていた。しかし先程書いたようにJackerは筒の太さの割にチップスが小さすぎる。

YBCチップスターもかなり検討している。これならがっかり感はない。ただ、カルビークリスプはかなり少ない。底の袋が持ち上げている分をなくすと更に低くなってしまう。ただ、チップスターは5mmほどだがわずかに上げ底である。

ふと思ったが、クリスプとチップスターは同じ115gなのに、こうも高さが違うのが不思議だ。あとで重さをはかろう。

それより一番驚いたのはマレーシア産ポテチJackerのチップスの割れがかなり醜いこと。

これは消費者からクレームが来てもいいレベルだと思う。はるばる海外から運んできたのでそのどこかで取り扱いが雑だったのだろうか。ここまで割れるのはもうカートンを落とさない限りありえない気もする。

これに対し、国産は綺麗だ。カルビーが一番上が一枚割れていただけ。YBCは無傷か。これは内側の袋がクッション代わりになっていることと、国内で運搬距離が短い分、衝撃を受ける回数も少なかったのだと思う。

チップスの大きさを比較する

高さのほうは先程の比較写真のとおりだが、じゃあチップスの大きさはどうか。いくら高く積み上げられていてもチップス面積を小さくしてあれば意味がない。

比べてみるが、パット見た感じではほとんど差がわからない。ただ、カルビーのチップスは圧縮されたように薄くキメが細かい。チップスターがやや幅広か。

左からJacker 62x45mm、クリスプ 57x42mm、チップスター 56x45mm。

大きさはJACKERは62x45mmで一番大きい。クリスプは57x42mmで一番小さい、チップスターは56x45mmで幅広だ。

湾曲の程度は同じくらい。厚みはJACKER>チップスター>クリスプの順で厚い。

内容量を実際にはかって比較

内容量はマレーシアポテチのJackerが160g、カルビーのクリスプが115g、YBCのチップスターが115gという公称値だが、先程の写真ではクリスプとチップスターが同じ115gにもかかわらず、高さに大きな違いが合った。よって重さが本当なのか実際にはかることにする。

Jackerが160g→165g
クリスプが115g→122g
チップスターが115g→120g

どれも記載された公称値より重かった。YBCチップスターよりカルビーのクリスプのほうがやや重かった。しかし中身はクリスプのほうが遥かに少ない。これはクリスプの成形ポテチのほうが圧縮して密度が詰まっているものと推測した。

まあそれはいいとしてクリスプはあれだけ空間があるならもっと中身を詰め込むか容器を小さくするべきかやってほしい。

評価とまとめ

マレーシア産の輸入チップスであるJackerソルトフレーバーは、カルビーのクリスプうすしお味よりも中身がいっぱい入っていた。ただ、YBCチップスターうすしお味と比べるとほぼ同じ。

筒の太さまで考えるとYBCチップスターうすしお味がもっとも空間容積率が高い。Jackerは縦はしっかり入っていたが、チップスに比べて筒が太すぎてスカスカの印象が強く残った。

包装を個人的に評価するとYBCチップスターを最も評価したい。

  • オリエンタル Jacker
    筒の面積の割にチップスが小さすぎる部分は過大包装気味。
    チップスの割れが酷い。包装を改善するべきである。
  • カルビー クリスプ
    見るからに中身が少なく過大包装気味。
    ほとんど割れはなく包装がしっかりしている。
  • YBC チップスター
    中身がしっかり入っていて問題なし。
    割れもほとんどなく包装はしっかりしている。

海外製だから中身が多く入っていると言えるかどうかは、もっと多くの商品を見ないと傾向はわからない。

過大包装の観点から言えば、カルビーのクリスプは改善されるべきである。YBCチップスターがしっかり入っていてほとんど割れていないから問題はないはず。

中の袋が過剰包装になるかについては、筒に直接入っているJackerはチップスが多く割れていたので、袋はクッションのかわりになるものと考えられる。

ちなみに味についてはカルビーのクリスプがパリパリしていて一番美味しく感じた。

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