じゃがりこはバリエーション豊富なスナックで有名。
とにかくなんでもあれこれといろいろな味を出してくる。
しかし・・・じゃがりこって本当にその味が出ているのか。以前食べている時にそういうことがふと頭に浮かんだ。
よく考えればパッケージの先入観のせいではないのか。パッケージに何味と書いてあって、そのイメージ写真があるので、それが味に影響しているだけではないか。
そこで銘柄がわからないように隠し、10種類を食べて何味に感じるか検証する。
検証の目的
この検証の目的は、「じゃがりこは、商品名の味がちゃんと出ているのか。パッケージの絵柄に騙されていないか。」ということを確認すること。
検証した商品は10種類
- じゃがりこ サラダ
- じゃがりこ じゃがバター
- じゃがりこ ジャーマンポテト味
- じゃがりこ チーズ
- じゃがりこ 九州しょうゆ味
- じゃがりこ たらこバター
- じゃがりこ にく!肉!にく!味
- じゃがりこ 塩とごま油味
- 大人のじゃがりこ ゆず胡椒焼き鳥味
- 大人のじゃがりこ わさび醤油味
じゃがりこシリーズはまだまだ豊富だが、とりあえずすぐに入手できるじゃがりこを手当り次第買ってきた。
検証の注意点
限りなく先入感をなくして検証したが完璧な検証まではできなかった。
10種類でテストをしたが、本気でやるならどの銘柄が検証テストに含まれているか分からない状態で銘柄を隠してやってみたかった。つまりこの状態では銘柄を隠しても10種類のどれかの味であるという予想がついてしまう。
この検証では大人のじゃがりこも2種類入れたが、このシリーズだけスティックが短い。どういうふうにやっても手にとった時点でわかってしまう。そこでカップタイプのじゃがりこを同じ長さに切断しようと試みたが切断面付近がバラバラに粉砕したので無理だった。ということでこの2種類は銘柄を隠せなかった点は妥協することに。
検証テストは無地の紙コップに8本ずつ入れて全部で10個の紙コップで行った。紙コップの底に銘柄を書いたシールを貼った。
紙コップをシャッフルしてゴチャゴチャに入れ替えて、中身が見えないように食べる。匂いについては匂って 判別してもOKとした。しかし開封して紙コップに入れるときに匂いが出てしまう点(つまり事前に匂いを記憶してしまう影響)はどうしようもなかった。仮にマスクをしても匂いはウイルスより遥かに小さな分子なので貫通します。
なお、今回の検証に用いた中で「にくにくにく」と「ゆず胡椒焼き鳥味」は一度も食べたことがない。事前味見はしないで行うことにした。だからこの2つはどんな味かは知らない。
検証開始
無地の紙コップに8本ずつ入れ、コップの底に銘柄を書いたシールを貼った。この状態でシャッフルし、見えると色や柄でわかってしまうので、中身が見えない状態で食べた。
結果は以下の通り
順番 | 回答 | 正解 | 正否 |
---|---|---|---|
1 | 九州しょうゆ | にく!にく!にく! | ✗ |
2 | じゃがバター | チーズ | ✗ |
3 | チーズ | じゃがバター | ✗ |
4 | 塩とごま油 | 塩とごま油 | ○ |
5 | ジャーマンポテト | ジャーマンポテト | ○ |
6 | ゆず胡椒焼き鳥 | ゆず胡椒焼き鳥 | ○ |
7 | サラダ | サラダ | ○ |
8 | わさび醤油 | わさび醤油 | ○ |
9 | にく!にく!にく! | 九州しょうゆ | ✗ |
10 | たらこバター | たらこバター | ○ |
「塩とごま油ごま油」「ゆず胡椒焼き鳥」「わさび醤油」は食べてすぐ明確にわかった。「ジャーマンポテト」は以前食べた味の記憶があったのかもしれない。いやきちんと再現できていたのかもしれない。やはり過去の記憶があると正確なテストは難しい。
結果は6つ正解で4つ誤りとズタズタ。消去法があるにも関わらずこの結果。一番迷ったのが7番目の紙コップ。
「サラダ」か「たらこバター」か判別が難しかった。何本食べても迷った。どっちからも、たらこの風味が微妙にきた。これは偶然正解した感じ。そもそもサラダってどういう味かというのが、銘柄が見えないとさっぱりわからず。
「にく!にく!にく!」は「九州しょうゆ」と間違った。「にく!にく!にく!」は食べたことがなかったので味を知らない。これが醤油と判別つかず。それに「にく!にく!にく!」にも原材料には粉末しょうゆが含まれている。
「じゃがバター」と「チーズ」も間違った。チーズとバターで似ていたのだろうか。いやチーズ感が弱かったのかもしれない。どっちもどっちに感じられて微妙。
結論
結論を出すと「塩とごま油」「ゆず胡椒焼き鳥」「わさび醤油」は確実にわかる。どれも個性が強くインパクトの強いものなのでハッキリした再現性だった。
しかしそれ以外は微妙でよくわからない。そもそもポテトの甘みが強いので、微妙な味付けは本当にわからない。ポテトの甘み、油、塩気、この3つが基盤にあって、微妙なパウダーはわかりにくい。
それこそじゃがりこを全く知らず一度も食べたことがない外国人に、テストにどの商品銘柄が含まれているかを伝えず、銘柄を隠して試食させると結果はどうなるかわからない。テスト銘柄にはない味で回答してくるかもしれない。
パッケージイメージと商品名が味に与える影響は大きいと感じた。パッケージから取り出して直接食べた場合では感じ方は違うだろう。
チーズ味のパッケージから取り出して食べるからチーズ味がする。しかし銘柄がわからないで食べるとこれは何味だ?となったわけだ。
じゃがりこの場合は再現できているものもあれば微妙なものもあった。味としてはどれも美味しいが、商品名と味が一致しているかは微妙なものもあった感じ。
検証とは関係ないが、一番美味しかったのは?と聞かれると「ゆず胡椒焼き鳥味」と回答します。